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Sweetopia II

by Honoduki

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1.
もしもしこの声は聞こえますか? 僕が君を救い出すシアワセ もうすぐだよ さぁようこそ 二回目のSweetopiaへ 星の数の絶望を超えてきた 君を僕が強く抱きしめよう また会えたね さぁようこそ 双対のSweetopiaへ
2.
popo 05:15
森の奥の山小屋 幼い魔女とお節介なハト カタリコトリまわる歯車 魔法仕掛けの時計 しゃべるハト時計 誰も来ない静かな部屋に木漏れ日 ただひとつ 本と箒と水晶に埋もれてる幸せな寝息 今日も少女はまどろみながら 春の光の中で夢を見ている popo popo ほら朝だよ時間だ むにゃむにゃむにゃむにゃむにゃ、小さなねぼすけ popo popo 今日も時計の上のハトは ちょっとだけ怒りながら鳴き続けてる popo popo 世界を目指す魔女の 何度もくり返したいつもの風景 popo popo 飛べる、飛べる、今日こそ 大きく息を吸い込んだら、さぁ 走る、走る、浮かぶ坂道 3.2秒の魔法、少し伸びたかな? もう一度 また少女はひたすら走る  何度も転びながら空追いかけて popo popo 怖い気持ち隠して ハトの合図と共に春の土を蹴る popo popo いつか世界を巡る魔女に 一羽の友を連れて、なってみせるんだ popo popo 真っ赤な夕陽を背負って 小さな勇気を胸に、走り続ける popo popo コクリ、コクリ 今日もありがとう 月見草の灯りを消したら おやすみまた明日 まだ冷たい春の朝を 一羽のハトを連れて、吹き抜けるように popo popo 少女は東を目指す 遠くにきらめく海と、白い港街 popo popo もう怖いなんて言わないよ どんなトラブルだって、ワタシにまかせて! popo popo 少女はまどろみながら 春の光の中でそんな夢を見る popo popo
3.
僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから ここから静かに君を見つめているよ ふわり浮いた空のお庭 約束のユートピア 生きてゆくことをやめた人たちが 夏の風に乗って今日も「こんにちは」(こんにちは) ほら見えるよ高い高い月の影 両手でつかんで口いっぱい頬張った(いただきます) <center> 僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから ここから静かに君を見つめてきたよ <left> 僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから ずっと見つめてきたよ <right> 僕はまだ生きるのに足りないから ここからずっと見つめてきたよ yes, jese, o, descriptia! an to pu, ept narratia! がちゃがちゃと動き続ける 空気仕掛けの人たち 糸の端をつかんで離さないように 強張った声で今日も「こんばんは」(こんばんは) ほら香るよ星屑集めた花束 両手で受け取って 今君へと届けるから(きれいな夢) <center> 君はもう生きるには少し充分すぎたから そこからもうすぐそっと連れ出してあげる <left> 君はもう生きるには少し充分すぎたから そっと連れ出してあげる <right> 君はもう生きるには充分だよ そこからそっと連れ出してあげる yes, jese, o, descriptia! an to pu, ept narratia! ほら終わるよ空がだんだん閉じてく 望んでいたもの 渡す時が来たんだね(さぁ時間だよ) <center> 僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから 君はもう生きるには少し充分すぎたから <left> 僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから 君と僕、生きるのに苦しむふたりが <right> 僕はまだ生きるのに足りないから 君と僕、"いき"に苦しむふたりが 一緒になればちょうどいいよね 君にとっては終わりでも そこからもうすぐ僕が生まれていくよ yes, jese, o, descriptia! an to pu, ept narratia!
4.
2089年 04:09
「おはよう、今朝の君は体温35℃......」 空の幾何学たちが六時を告げる 「おはよう、今朝の君は......」 五度目のメッセージに 「今日も息します」のスタンプを押した 朝霧の向こうに透き通る角膜の凧 痛いほどの眼差しが僕らを見守ってる <center> 二回目の文明はどこまで飛べるかな この街は不可能に優しすぎて 偏菱形の希望と非可算の白鳩 空見送った春、青いサイレンが鳴る  <left> 昔の人が運命託した空 理想郷になったように優しく残酷だ 光仕掛けの凧とプロレタリアート 天【そら】と土を見張る青いサイレンが鳴る <right> 僕たちの運命は凧が糸握ったまま この街は過剰に優しく残酷だ 子ども駆ける路【みち】に残されてる爪痕 始業を告げる青いサイレンが鳴る 午後の空気に憩うかつてのマルチチュード だれも指の先で笑いあう世界 伸び広がる街を包み込む全知のヴェール いったい僕は何処だろう 痛みも苦しみもない <center> 透明なコーヒーに一匙の自由を この街は笑顔が明るすぎて 果てしの無い日常をしのがせる劇場 喜劇の始まり、青いサイレンが鳴る <left> 東の風が通り抜けるスクリーン 壁までも透き通った明るい監獄だ 光仕掛けのオブスキュラの幻像 さぁ笑えとばかり青いサイレンが鳴る <right> 顔のような容器に貼り付いてる微笑み  全てが似通った明るい監獄だ 行き場のない感情を抱き寄せるコメディショー 泣きたいほどに青いサイレンが鳴る ずっと割られたままのジョハリの第四の窓 その欠片を握り締め、僕らは痛みを知る <center> 僕たちの二回目の文明はどこまで飛べたかな この街は不可能に優しすぎて 革命前の余興だ 服従の恩寵をブーツで蹴った春、赤いサイレンが鳴る <left> 昔の人が運命託した空 理想郷であったように優しく惨酷だ 光仕掛けの凧が気づく変調 天【そら】と土を見張る赤いサイレンが鳴る <right> バラバラのピースが動き始める合図 この街は過剰に優しく惨酷だ ほんの些細な事件、空に投げたシトラス 離反者に春、赤いサイレンが鳴る 100年前のある日、壁を崩したように 「明日も息します」のスタンプを消した
5.
アルゴー号にようこそ 旅立ちはここから バタバタする船端 もうすぐ出発だよ オリーブはじけた星空、灯【あか】るく開けて 合言葉ワン・フォー・オールで (ラッタッタラッタッタ) 漕ぎ出すよ 歌おう歌を歌おう 君の声を聞かせて イチニサンシゴーで船を漕ごう 鳥たちと力あわせ 目指すは空の街 さぁ、きっこんぱったん アルゴー号 ノットトノットト進む 大きな空の中 泣いてるあの雲たちも 一緒に連れて行こう 心の底から涙を一粒流したら 僕らはアルゴノーツ (ノットットノットット) 英雄だ 笑おうもっと笑おう もっと声を聞かせて イチニサンシゴーで 仲間呼ぼう 海獣もついてきちゃった? だれでも歓迎します さぁ、ちょっぽんちゃっぱん ARGO, GO! 呉藍【くれない】の海にあふれる涙を乗り越えて 僕ら一つの船を (ノットット、ノットット) 漕いで行こう 歌おう歌を歌おう 君の声を聞かせて イチニサンシゴーで船を漕ごう 運命の時間までに 目指すは空の街 さぁ、きっこんぱったん アルゴー号 ちょっぽんちゃっぱん アルゴー号 きっこんぱったん ARGO, GO!
6.
風向きが変わった 言葉散る森と舞うワルツ 梢の向こうに茜差す街 <center> どこからか聞こえる旋律 嗚呼、その先にやがて集まる全ての涙 <left> ここでまだ生きている 嗚呼、この指にやがて集まる全ての涙 <right> 物語の幕開けた瞬間に 息が絡みあい、その手と手を繋いだ <center> 降りしきる言葉たちが色なき風に、今 鮮やかな紅を引いた ユマニテの最期の庭 <left> 燃えるような言の葉たち 秋風に今散る さざめく木立が夢に手を振る最期の庭 <right> 生きることやめた君の微笑み 癒えない痣 優しく手をとって踊ろう、最期の庭 楡の木が問うた 「君たちはなぜ生まれたのか」 僕らは笑って無意味さを舞う <center> 何回も見た夢を忘れて また生まれる空翔ける大きな鉄の鳩 <left> 過去に見た絶望を 嗚呼、繰り返す 空翔ける大きな鉄の鳩 <right> 青空とレンズで作られた夢 何万の人が捕らわれ散った幻想 <center> 降りしきる言葉たちに、君は何思うだろう 墜落のある景色を待ちわびていたフィルムよ <left> その箱の外に世界があると思ってもみず 音も色も知らないまま切れていたフィルムよ <right> 消える人たちに君は何思うだろう 天【そら】の使いを独りで待っていたフィルムよ <center> ねぇ、聞こえる? ありがとう、ごめんね もうこの森は全てがふたつの色に閉じる <left> 熱残るテアトルに、そよ風吹いた 全てがふたつの色に閉じる <right> 目を閉じて楡を抱きしめたままに そのざらつく肌、指先で感じる <center> ささやかな祈りの声、茜が褪せてゆく 教会も橋も壁もあの塔も <left> 崩壊の音【ね】が聞こえる、さぁゆこう <right> 心も体も意味も さよなら <center> 降り積もる言葉たちと別れの口づけを やがて来る風の花に消えてゆく最期の庭 <left> 白と黒のシネマのように光満つ現世 繰り返す16ミリのタイトル『最期の庭』 <right> 月と星の影、空に待ち続ける梢よ 扉が開くまで眠ろう、最期の庭
7.
新しい花が咲き出す前に ちょっと恥ずかしいけど 伝えておくね 喜ぶ涙も、悔し涙も そばでマネしてくれた キミに、ありがとう なんにでもなれた 日々は過ぎたけど 変わらないままの キミがもっと好き(いつも大好き) いいよ、いいよ、いいよ そのままでいいよ 幸せはいつでも キミの形をしてる 暗闇でひとり泣き出す前に ちょっとワガママだけど 思い出してね 楽しい笑顔も、怒った顔も そばでマネしていたい ボクがいること 嵐のように 日々は移るから 変わらないままの キミがいてほしい(いつもいとおしい) 一歩、一歩、一歩 どこまで行こう 忘れた頃、今を笑いあえるといいね 何度も転んだ キミとボクだから 変わらない気持ち 「ずっとずっと好き」(いつも大好き) いいよ、いいよ、いいよ 泣かなくていいよ いっしょ、いっしょ、いっしょ いつまでもいっしょ ひとつ、ひとつ、ひとつ 巡る季節に いつか眠る日まで 開く花を数えよう いいよ、いいよ、いいよ そのままでいいよ 幸せはいつでも キミの形をしてる キミの形をしてる キミとボクは生きてる
8.
世界は終わったりしないで 小さな影がひとつ消えた 願いは叶ったりしないで 小さな砂が波に消えた 大きな雲と空と海が 小さな僕らの舟だった 「どこでも行ける」と笑ってた 秘密の島も星の庭も 深い``ao''の中、何処に眠るの? 全て見ていた鴎たちの群れ 舞い散る(一縷の)記憶と残像 <center> エメラルドのきらめきの波間に 夢を重ね合うハルモニア 遠影に閃く水鳥よ 叫べ、声なき空の果てに <left> ルビーの空、綺羅星と消ゆ 目を閉じ辿るハルモニア 白い影、閃く鳥 叫べ、空の果てに <right> 指と指、切らずにサヨナラ 呼び合った目を拭うハルモニア 遠い影に開いた傷跡を 今こそ叫べ、声なき空の果てに yes, jese, o... 言葉をなくした折り鶴は 一度も空を飛ばなかった 何度も何度も泣いていた どうして僕は生まれただろう? いつか僕たちを繋いだ糸は 切れて、ほつれて、幻のように 泡なす(真夏の)光の残照 <center> 瞬く間にさらわれた命よ 舟を浮かべ行くエウトピア 渚に揺らめく水鳥よ 歌え、声なき砂のために <left> 夏の風、沙羅の葉白く 手を振り送るエウトピア ただ独り揺らめく鳥 歌え、砂のために <right> 波の間にさらめく光で 澄み切った目を呼ぶエウトピア 錆色に揺らいだ理想を 何度も歌え、声なき砂のために yes, jese, o... いつか響いた、舟を出す合図 戻らぬ(琥珀の)イデアの残鐘 <center> 語りかけたnarratioの続きに 風は碧い砂、抱きしめて 反響する生きた証を 叫べ、声なき空の果てに <left> ありがとう、また何時の日か 交わした言葉、抱きしめて 繰り返す君の記憶 叫べ、空の果てに <right> 頬の冷たさよ、まだこの手に 残ったまま、そっと抱きしめて 影重ね合い、刻むように 何度も叫べ、声なき空の果てに yes, jese, o...

about

music : Honoduki
illustration : Fuyu. O

credits

released April 29, 2016

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Honoduki Japan

making music with Hatsune Miku Sweet (whisper voice).

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