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Sweetopia

by Honoduki

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1.
てこてこ歩いてた 長い道をひとりで くやくや歩いてた 月の下を静かに うかうか息をすると きっと誰か泣いちゃう ひそひそ呼んでたよ 「幸せ」のあなたを そして今、始まる 消失のセレモニー ぱたぱた回りだす 僕をのせたプロペラ からから動きだす ポンコツのエンジン きらきら落ちてきた トパーズの星たち (夜空の暗い頬を 撫ぜるように 流れる星たちを拭こう) (きっと輝くため 命をうけたはずの その星たちの不幸) そわそわ抱きしめて ふわり空へ浮かんだ (きみのこと大好き もうすぐだよ 羽をぷかぷか) (やっと終わるよ ちょっと怖いけど 勇気出して、今 うかうか) 息を吸って さぁ行こう 約束のユートピア もうここには あなたがいてくれるから さらさら風の中 空を閉じて休もう ふかふか真っ白な 雲を敷いておやすみ ひそひそ歩いてた 長い道にさよなら すやすや飛んでゆく 消失のセレモニー
2.
世界の最果て そびえる図書館 僕らの足跡 今夜も映すよ 写本室が閉じて 午前零時の鐘が響くよ 動きだすことばたちが 次々と抜け出してくる 星の数の文字 またたき、ステップふみ 非常ドアの緑灯に染まるよ グーテンベルクの森 言の葉たちが舞う 碧い夜の底でさぁ踊ろう  ことばが唯一 希望で絶望 ジャーゴン溢れかえり 少し息苦しくなるホール でもことばに罪はなくて 罰を受けるのは僕らだ 知恵の実の種は大きく膨らんで 誰かを撃ち抜く銃弾になった メーテルリンクの鳥 ただ望んでたものは 小さな物語だったのに シャボン玉のように ユマニテの宴が終わるよ 踊り疲れたことばが ひとつずつ朝日に散ってく さよならまたねと 力なく手を振る 次出会えるのは何億年後? グーテンベルクの森 最後に残された 「不幸」という言の葉 あぁ ずっとずっと君はここで泣いていたの? もう大丈夫 僕の手を握って メーテルリンクの鳥 またさえずる日まで 深い森の奥でさぁ眠ろう
3.
斜めの塔 04:55
おはようこんにちは、いい天気 飛び回り放題だね 今日も"under construction"「工事中」 白い石を運ぼう 翼広げ、よく念入りに伸びをしたら みんな集まれ、設計図もチェック さあ準備はOK? みんなの涙が同じaccelerandoで ふわりふわりと落ちてゆけるようにしよう 少し斜めのこの塔の階段を (少し斜めのこの塔の階段を) (少し斜めだけれども) ひとつひとつ運ぶよ (さぁ運ぼう) (歌いながら運ぶよ) 「いち、に、さん、しのご!」 Lodiamo, lodiamo, Galilei, ya! O, Galileo Galilei, ya! トンテンカンテントンテンカン鳴り響く いろんな工具の音 だってまだこの塔は普請中 強い意志で作ろう 落ちる場所も時も理由も違うのなら みんなそれぞれ目の前の涙 受けとめられるように…… 僕もあなたも同じAndantinoで 進む小さな斜めの塔なんだから 少し不器用でちょっと崩れやすいけど (少し不器用でちょっと崩れやすいけど) (少し不器用だけど手をとりあい) 力を合わせてゆこう (一緒にゆこう) (さぁ、ゆこうよ) 「いち、に、さん、しのご!」 Lodiamo, lodiamo, Galilei, ya! O, Galileo Galilei, ya! みんなの涙が同じaccelerandoで ふわりふわりと落ちてゆけるようにしよう 少し斜めのこの塔の階段を (少し斜めのこの塔の階段を) (少し斜めだけれども) ひとつひとつ運ぶよ (さぁ運ぶよ) (歌いながら運ぶよ) 「いち、に、さん、しのご!」 世界の誰だって同じAndantinoで 進む小さな斜めの塔なんだから Falling, falling down from these little leaning towers, (Falling, falling down from these little leaning towers,) (Falling, falling down from these little leaning towers,) our tears will be falling down at the same "accelerando"! (so, falling down at the same "accelerando"!) (falling at the same "accelerando"!) みんなの涙が同じaccelerandoで ふわりふわりと落ちてゆけるその日まで 少し斜めのこの塔の上から (少し斜めのこの塔の上から) (少し斜めのこの塔の上から) 大きな声で歌うよ (さぁ歌うよ) (歌うよ) 「おはよう、こんにちは!」 Lodiamo, lodiamo, Galilei, ya! O, Galileo Galilei, ya!
4.
Buffon 05:21
砂の夜の冷たさが 星空を満たしゆく 不安定なプロペラ ひらひらと夢を運ぶ 静かに来る終わりの時が かすかに重なり、繰り返す ノイズと章句(パッセージ) "Buffonの針の穴を通る涙 大きな砂漠へと落ちる やがて乾いた風に乗り、空へ 小さく輝いた星になる" (風に舞う砂みたく 僕はもう自由だね) (落ちてゆく石みたく 僕はもう自由だね) 求めていたもの、それは光 決してつかめない光だ ひとすじの確率 言葉を縫い合わせた星のnarratia [center] 重なる旋律の中で、僕は そびえる壁を超え、高く 大事なものは幾千の君が 待ち続けている空の向こう [right] 砂と青を染めあげた 空に今、身を預ける いつも君を呼んでた いつまでも光、求め (合図のような光、君が残した光) (空が閉じてゆく前に、輝きだす光だ) [left] あぁ、伸ばした手に"ao"き星脈を 零れ落ちた零度の意識、ありがとう ――光 さぁ、夜が明ける [center] 散りばめられた幾千の涙 これが夢見ていた空だ すべてが静寂の中に溶けて 星を拭うように、さぁ、夜が明ける [right] 還る合図描く君の空だ 絶対零度の意識、さよなら ――光 さぁ、夜が明ける (going through the hole of Buffon's needle)
5.
僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから ここから静かに君を見つめているよ ふわり浮いた空のお庭 約束のユートピア 生きてゆくことをやめた人たちが 夏の風に乗って今日も「こんにちは」(こんにちは) ほら見えるよ高い高い月の影 両手でつかんで口いっぱい頬張った(いただきます) 僕はまだ生きるのにすこしだけ足りないから (僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから) (僕はまだ生きるのに足りないから) ここから静かに君を見つめてきたよ (ずっと見つめてきたよ) (ここからずっと見つめてきたよ) yes, jese, o, descriptia! an to pu, ept narratia! ガチャガチャと動き続ける 空気仕掛けの人たち 糸の端をつかんで離さないように 強張った声で今日も「こんばんは」(こんばんは) ほら香るよ星屑集めた花束 両手で受け取って 今君へと届けるから(きれいな夢) 君はもう生きるには少し充分すぎたから (君はもう生きるには少し充分すぎたから) (君はもう生きるには充分だよ) そこからもうすぐそっと連れ出してあげる (そっと連れ出してあげる) (そこからそっと連れ出してあげる) yes, jese, o, descriptia! an to pu, ept narratia! ほら終わるよ空がだんだん閉じてく 望んでいたもの、渡すときが来たんだね(さぁ時間だよ) 僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから (僕はまだ生きるのに少しだけ足りないから) (僕はまだ生きるのに足りないから) 君はもう生きるには少し充分すぎたから (君と僕、生きるのに苦しむふたりが) (君と僕、“いき”に苦しむふたりが) 一緒になればちょうどいいよね 君にとっては終わりでも そこからもうすぐ僕が生まれていくよ yes, jese, o, descriptia! an to pu, ept narratia!
6.
theoful 03:54
アンビギュアスの"ao"が 溶けて 砂とともに僕を梳かしてく アルバトロスの船は いつかたどりつけるのかな? 空の庭 遠い日に描いた小さな夢、残る言葉 淡く響く、見られ得ない光のように 愛したものからなくしてしまうの 「またね」と手を振る 次なんて無いとわかってたけど すべての音が眠る ここは(しずかに) 僕らが生まれ落ち 還る場所(いつでも) [left] あぁ、今、僕のもとに 合図のような囁き 「あうの」「会える?」 "ao"の先に求めた希望 ここから始まった物語も 終わりだね もっと"ao"く、"ao"く めぐる星のすべてを [center] 手を振る、白い岬 祈り、呼び、もう一度だけ 泣きたいな... 「theoful」願うことはひとつ すべてを"ao"に、さぁ、ささげよう Ah... [right] ただいま、音たち 遍わる呼び声 あいまい 混ぜあう 青と黒の憧憬 もう、ことなき永久(とわ) 絶望の収束 なく、きる、最後は"ao"く染まるよろこびを
7.
何もない 誰もいない そんな場所に一人でいた 暗い道をあてもなく ただ歩いた 怖くなかった いつかそこに人がいた 「震えてるよ?大丈夫?」 強がってた僕の脚 肩を組んでまた歩く 暗い道が 辛い道が 共に行けば足音軽く 君が笑う 僕も笑えば どこまででも行けるよ 気が付けばいつも そこに君がいた ほら 笑ってる 一人じゃ無理でも 傍に君がいた ほら 二人で行く暗い道 いつかよりは明るい道 震えてる人がいる 手を繋いでみんなで歩こう いつかここは大勢が 手を繋いで歩いていた 「怖くないよ!大丈夫!」 みんなで歌 唄うよ 暗い道も 辛い道も 歌があれば 「へいき、へっちゃらッ!」 一人の道 みんなの道に いつまででも一緒だよ 気が付けばいつも みんなここにいた ほら 唄ってる 一人より二人 二人よりみんな 歌を 唄おう
8.
おはよう 午前10時 ねぼけまなこで ボタンをかけちがえる 休みの寝起き 3人肩並べて さぁ「いただきます」 りんごジャムをひとなめ ミルクごくごく 「ごちそうさま」したら さぁでかけよう 翼広げ お日様から 元気をチャージチャージ ふわりふわり 空の大きな広場 何して遊ぼう? いちについて 3人でかけっこ あの湖まで トケイ コトリ 考える時間が もったいないね ふわりふわり 幸せの定休日 わくわくのホリデイ 「なんだかうまくいかない」 そんな日は たぶん 僕らがお休み中 大目に見てね 青い鳥も翼を閉じて木陰に まどろむ お茶の時間 クッキーもぐもぐ お腹いっぱいで眠くなる それなら歌で胸の中 空気をチェンジチェンジ ふわりふわり 静かなユートピア 工事も休み 遠く白い あの斜めの塔は まだ作りかけ ココロ コトリ ちょっぴり悪い気が してやまないよ ふわりふわり 幸せは定休日 誰か泣いちゃうかな? あかいあかい 雲が月と太陽 つなぎあわせて ゆらりゆらり もくもくのハンモック 寝ちゃってたよ あぁ ふわりふわり 明日はきっと誰かが 笑う番だね ふわりふわり だけど今日は定休日 僕たちのホリデイ
9.
世界の8日目、僕たちが生まれた この大きな大きな雲の上 最初は怖くて、3人肩を寄せた ただ分かってたのは 僕らの名前が「シアワセ」ということ HBでそっと書き足した欄外の8日目 世界プランになかった僕らのHappy Birthday 誰も気づくことなく生まれた僕たち3人に 空の星だけがそっと静かに歌ってくれたよ レンズの向こうで、悲しみが生まれた 泣きながら僕らの名前を呼ぶ どうすればいいだろう? 3人で考えた やっと分かったことは 僕らがどうして「シアワセ」という名か 止め処なく降る"ao"を湛えた湖のような目 世界に放られた不安抱くHuman Being ココロ、カラダ、コトバはいつでもカケラのままだから 僕らいつも小さな手で君をそっとつなごう もしも一度、心の奥から涙を流したら 幸せへの扉はもう開かれてるからね 鉛筆で書いた8日目はいつか消えてしまうけれど その日まで僕ら小さな手つなぎ、ずっと歌うよ 星が教えてくれた歌をさぁ君にも届けよう 弱く小さな声あわせ響け、Happy Birthday
10.
もしもしこの声は聞こえますか? 僕が君を救い出すシアワセ もうすぐだよ さぁようこそ 約束のSweetopiaへ それでは覚悟はよろしいですか? すべては狭き門をくぐるため 始めようか? 雪罪帰扉(Deletion Phase) 原罪/現在に手を振るとき (君はもう生きるには 少し充分すぎたから) (そこから もうすぐ そっと連れ出してあげる) すべてを待ち続けてきた扉 鍵は君が抱きしめてきた罪 さぁ涙をその器に 白い光の中へ 星の数の絶望を超えてきた 君を僕が強く抱きしめよう はじめまして さぁようこそ(Welcome) 遍在のSweetopiaへ

credits

released April 28, 2012

music(except tr.7) : Honoduki
illustration : Fuyu. O

tr.7
music : inary(HayakuP)
arrangement : Honoduki

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making music with Hatsune Miku Sweet (whisper voice).

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